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あいちトリエンナーレ2013-vol.1(栄エリア)
やっと少し涼しくなってきたので、行ってきました「あいちトリエンナーレ2013」へ。

名古屋市内の会場を回った感想を先に述べてしまうと、今回のテーマが「揺れる大地ーわれわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」ということで震災、戦争、人種等差別問題を意識した(させられる)作品が多く、やや重め。
前回2010年の「都市の祝祭」とは随分趣が違った印象でした。
ヤノベケンジ「サン・チャイルド」
まずは愛知芸術文化センターの会場から。

B2Fでヤノベケンジさんの「サン・チャイルド」がお出迎え。
今イベントのアイコン的存在ですね。めっちゃデカイ像ですが完成度が高く美しいです。
手のひらに乗ってる希望の光(?)は、ゆっくりと点滅しています。
10Fで前売り券をチケットに交換し、ボランティアガイドの方に勧められて予約が必要な2つの展示(平田五郎さんの蝋で出来た建物、石上純也さんの小さな銀器と花びらの作品)を予約してから見学スタート。
これから行かれるという方も、まずは到着したら予約されることをオススメします。
30分間隔ぐらいで3〜4人程度ずつ見学できます。この日は平日だったので案外スムーズでしたが、休日はすぐに予約いっぱいになっちゃうそうですよ。


写真撮影可能だった作品の中から一部をご紹介します。
ソン・ドン「貧者の智慧」
まずはソン・ドンさんの「貧者の智慧」
古い家具や建具を利用して作られた作品です。
「無駄にしない」ということがコンセプトのようです。
初めて見るのにどこか懐かしいような気がしてしまうのは素材のせいでしょうね。

いくつかの作品では、展示ブースの入り口にアーティストさんからのメッセージフライヤーが配されていますので、手にとって読むと理解が深まっていいですね。


岡本信冶郎「ころがるさくら・東京大空襲」
岡本信冶郎さんの「ころがるさくら・東京大空襲」
ぱっと見、カラフルポップな現代風曼荼羅(?)なのですが、ディティールはご自身が少年時代に経験された東京大空襲に関するキーワードで埋め尽くされています。
岡本信冶郎「ころがるさくら・東京大空襲」
遠目と近づいた時とでは印象のギャップがすごいです。



ヤノベケンジ「太陽の結婚式」
ヤノベケンジさんの「太陽の結婚式」
ここでは実際の結婚式も行われた(行われる)んですよ。
右手のシャンデリア、クリスタルの1コ1コがニコニコ顔の太陽なんです。
ヤノベケンジ「太陽の結婚式」ヤノベケンジ「太陽の結婚式」
もぅピッカピカのウルトラ・サン・チャイルドは近くで見ると圧倒的な迫力です。
それにしても仕事が細かく美しいです。(小さい写真はクリックで拡大表示します)
ヤノベケンジ「太陽の結婚式」
チャペルの上部にあるステンドグラスの原画はビートたけしさん作です。
ヤノベケンジ「太陽の結婚式」ヤノベケンジ「太陽の結婚式」
花嫁のフィッティングルーム。裏から内部が拝見できます。(画像クリックで拡大)
ヤノベケンジ「太陽の結婚式」
参列者用の椅子には一脚ずつ異なる動物があしらわれていて「どれか欲しいな〜」ってなっちゃいます。(笑)


青野文昭「修復」
青野文昭さんは、海辺などで拾った壊れたものを組み合わせて別のものに「修復」する作家さんだそうです。
背面にのぞき穴があるのですが、何が見えるのかは見た人だけのお楽しみ。(笑)


そして、予約して見学した作品のひとつがこれ。
平田五郎「Mind Space - 空中の庭園」
平田五郎さんの「Mind Space - 空中の庭園」
パラフィンワックス(蝋)でできた建物で中に入れます。
この造形自体が布で覆われていて外からは見えないので、見るだけでも予約が必要。
「どーしようーかなー?」とちょっと考えましたが、目の前に立ったら「せっかく予約したんだし…ね。」と。入らなきゃ悔いが残りますよね、やっぱり。(笑)
結果、貴重な体験ができました。(小さい写真はクリックで拡大します)
平田五郎「Mind Space - 空中の庭園」平田五郎「Mind Space - 空中の庭園」平田五郎「Mind Space - 空中の庭園」
でも一人ずつしか入れないので誰かと同時に感動を共有できません。
そして事前に説明がありますが、入り口や階段(3階まで上ります)の開口部が非常に狭いので洋服に蝋がつきます。まわりの床面も蝋でできているので靴下にもつきます。
あまりオシャレしていかない方が良いですね。(笑)
この作品を担当されていたボランティアガイドの70代とおぼしき男性は「入ったら出てこれるか自信が無いので入ったことがない」とおっしゃってましたが、ホントそうかも。
ヘンな筋肉使います。(苦笑)


8Fにもたくさん展示がありますが、映像作品やパネル展示がやや多め。
ソ・ミンジョン「ある時点の総体」
ソ・ミンジョンさんの「ある時点の総体」
発泡スチロールで原寸大に作成した建物を一旦壊してから組み立てなおしたもので、モチーフは名古屋市市政資料館にある地下留置所なんだそうです。
ダイナミックな作品ですが、その空間だけなんだか時間が止まっているかのようでした。


ダン・ペルジョヴスキ「ザ・トップ・ドローイング」
11Fの展望回廊には、ダン・ペルジョヴスキさんの「ザ・トップ・ドローイング」
名古屋の街を背景にユーモラスなドローイングが窓ガラスに直接描かれています。
この日はお天気が良かったのでとても映えていたのですが、77m全面ガラス張りの回廊は暑くてまるで蒸し風呂…でした。(苦笑)


場所を移動して中央広小路ビルの展示会場へ。
藤村龍志「あいちプロジェクト2013」
2Fでは、藤村龍志さんの「あいちプロジェクト2013」
道州制や中京都構想を見据えた庁舎の設計計画を、学生さんのプロジェクトメンバーとともに作り上げていくという作品。
藤村龍志「あいちプロジェクト2013」
見学者は最後に、2チームのプランのうちどちらかに投票します。
その意見を元にプロジェクトが進行していくそうです。
今回のトリエンナーレは建築的要素を含んだ作品が多いのも特徴のひとつですね。
しかし、この風景なかなか写真撮れませんんよね。(笑)


写真撮影できなかった作品の中にも面白いものがたくさんありました。
ご紹介できないのが残念ですが、ぜひみなさんも自分の目で見て体験してみてください。
会期は10月27日までなのであと1ヶ月ほどありますよ!


次回は長者町エリアをレポートします。(長者町のレポへ→)






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